2009年02月09日

我がばっかり

   


   わが国では日本国憲法により、自由・平等及び幸福を追求する国民の権利が保障されてい

   ますが、女性、子ども、高齢者、障害者、同和問題等々、その人権が侵害されている現実

   があります。人権尊重の意識が国民一人一人にまだまだ定着していない状況がうかがえま

   すね。様々な人権教育の取組みの機会を通じ、私たち市民が人権の大切さを認識し、日常

   の様々な場面において実践に結びつけられ、人権尊重の意識が着実に根づいた社会が実現

   することを目指さなくてはなりませんね。

   先日、平成20年度の「大野地区人尊ふれあい集会」があるとの案内をいただきました。


    


   毎回、地元の大野小学校の児童2名、海南市立第三中学校の生徒2名が人権作文の発表を

   してくれるので聞きに行きます。また、講演があり講師の話しに耳を傾け自己啓発に役立

   てます。

   しかし、この事については、これほど奥深く、広範囲に亘ってのことはないと言って言い

   過ぎはないです。考えてみると日常の生活の中においても気配りが必要なことばかりです

   すべての人が、互いに、人間としての尊厳性を 何よりも大切に認め合う社会 、一人ひと

   りが、それぞれの違いを認め合い、偏見を持たず、差別することなく、思いやりを持って

   共に 生きる平和な社会、人がその努力によって、自由に自己実現を図れる、 公平な機会

   が保障された、希望の持てる明るい社会 、すべての人が、自然を大切にする、豊かな心

   をいだく社会・・・・これは、和歌山県の人権施策基本方針から読み取った文言ですが、

   この言葉に含まれる意味合いは、奥深く広い。ブログの話題にしては「重い」ですが、子

   どもたちの作文を聞いていると、誠に素直で物事を直視し考えていることに私が勇気をも

   らいますね。

   そこには「自分ばっかり・・」はないですね。海南弁では、「我がばっかり」ですか?


http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/  


Posted by サンマルクン at 18:23Comments(0)