2009年11月30日

奮闘記

  

  私の住まいの冬の暖房は石油ファンヒーターでまかなっている。今夜は我が家の2000年

  製ファンヒーターの事の顛末を・・・それは去年の冬のシーズンから続いての一件です。

  今時は便利なもので、石油の戸別販売にやってくる。

  しかし「最近の石油は粗悪なのか臭いがキツイなぁ~」「不完全燃焼のような臭いがする」

  と言うことで、昔のままに、信頼のおけるであろうガソリンスタンドでポリタンク持参で毎

  度の購入で去年のシーズンは過ごした。

   

  季節は巡り、まったもや今冬、ファンヒーターの出番である。勿論、石油は新しいモノを購

  入して使い始めたのですが、使用中どうも異臭が気にかかる。気分が悪くなるほどではない

  が、目に沁みる感じがする。どうも不完全燃焼気味の臭いがするのである。臭いは、強燃焼

  の時よりも弱燃焼の時の方がはっきり感じられる。燃焼中の炎の状態は良好で、異臭の他に

  は特に異常は感じられない。

  灯油やガス器具は、故障すると一酸化炭素を発生させることがあり、恐いことに死亡事故に

  なることさえある。少しでも異常を感じたら使用を中止し、すみやかに処置をした方が良い

  今回の症状は、異臭の他は正常なので、気化器またはバーナーの劣化、もしくは燃料漏れが

  怪しいかな?

   

  とりあえず、分解してみた。使用年数の割りには内部のホコリは少ない(室内掃除はよくや

  ります)方だが、やはり、所々には積もった感じ。。。。先ずは掃除を・・・これで直る?

  そんな訳ないよね・・・ 分解をしながら、入念に各部のチェックの上にチェックをする。

  各部に不自然な汚れなどは綺麗に拭き取りをする。石油のこぼれを拭いたり、を原因なのか

  はどうかは分からぬままに・・・燃料と空気を混ぜ合わせるのが気化器で、燃料は温度で気

  化してニードルから噴霧され、送風機からの空気と混ざる。気化器には予熱用の電気ヒータ

  ーとサーモスイッチがある。構造は意外と単純。

   

  ついに、バーナーも分解する。分解する時バーナーを固定しているネジがユルっと緩んでい

  たのが分かった。勿論のこと締めなおした。こんな単純ミス的なことで、果たして・・・


  ところがである。

   

  温風は臭わなくなった。バーナーを固定している小さな3本のネジが緩み、気化した燃料の

  一部が未燃焼のまま排出されていたのが異臭の原因なのか?・・・素人の私には定かではな

  いが結論的には「随分と良好・・」なのである。

  修理と言うよりも、分解して清掃、ネジの増さ締めしただけに過ぎないが、とにかく復活し

  て良かった。これで何万円もだしての修理や買い替えなくて済んだ。

  約2時間14分の奮闘記だ。


http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/  


Posted by サンマルクン at 21:58Comments(0)