2009年11月28日
和の伝統
海南市と和歌山市の境にある「温山荘園」地域の大事な文化財として、末永く後世に残して
いくことを目的とした、「愛好会」が去年を発足したので入会させていただいて居るところ
だが・・・・

私も子どもの頃から「新田の別荘」と親しまれ、町内の運動会など思い出多い温山荘園であ
るが、このほど、国の文化審議会は国指定記念物および登録記念物の指定・登録について答
申した。県内関係では岩出市の根来の「根来寺境内」が史跡の追加指定、海南市の船尾の琴
の浦温山荘庭園が名勝の新規指定、高野町高野山の西禅院など5寺院の庭園(計7件)が登
録記念物として答申された。登録記念物は県内初。来年2月ごろに指定・登録の官報告示が
なされる予定だ。
琴の浦温山荘庭園は、ニッタグループの創業者、新田長次郎氏により大正年間に造園された
潮入池和泉回遊式庭園。当時の新しい技術・技法であるコンクリートによる擬木・擬石を多
様するなど先駆的なもので、芸術上・学術上で非常に重要な庭園と考えられている。
ちなみに、根来寺は現在、核となる部分と名勝根来寺庭園を含む一帯が史跡となっており、
その周辺が段階的に指定されている。今回は2回目で、指定候補地はかつて四国八十八ヵ所
の祠が存在し信仰の対象となっていた北山部分と城塞的な性格を持つ南山部分、開祖・覚ば
ん上人が荼毘に付された旧御廟所跡である。
埋立地で風光明媚さが薄れはしましたが、今なお息づく、古き良き、日本の和の伝統をなく
してはならないと思います。
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
Posted by サンマルクン at
21:39
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