2013年01月28日

視察研修

海南・海草議会議員連絡協議会の視察研修で、日高川町が取り組む「鳥獣被害対」、

「木質バイオマス利活用」について学ばせていただいた。





海南市や近隣市町でも課題となっている鳥獣被害だが、日高川町においても、野生鳥

獣による農作物被害が年々増加し深刻化している。

しかし、そのジビエ肉(イノシシ、シカ肉)を地域資源として高級食肉に利用・販売するた

め、 次々と新しいメニュー開発に取り組むほか、日高川町のジビエと工房を全国にアピ

ールしている。地域の生き残りとなる取り組みや運営努力には学ぶべきところは多い。

「ジビエ工房紀州」食肉処理加工施設は、狩猟グループの方々が捕獲したイノシシやシ

カの肉を、食用として利用するため、解体処理・加工する施設として、平成22年5月に

オープンさせた。





一般への普及については、「ボタン鍋」以外はあまり知られていない料理方法を、一般

家庭でも気軽に楽しんでもらおうと、地元の生活研究グループ会員や観光施設の料理

人らが参画し、メニューを開発。

イノシシでは味噌カツやシチュー、ミートスパゲティ、シカでは竜田揚げ、シシ肉とシカ肉

を合わせたハンバーグやコロッケなどメニューの開発・普及に努めている。





もう一つの研修内容である木質パウダーによる「木質バイオマス地活用」については、長

引く林業不振を背景に、森林の健全な育成と豊富な森林資源の有効活用を図るため森

林・林業の再生を目指し、高性能機械の導入と効率的な作業道の整備による「低コスト

林業」を推進し搬出間伐による資源の有効活用に取り組んでいる。

森林組合連合会御坊事業所が同事業所から発生するバークやおが粉と町内森林から

発生する林地残材から木質パウダー燃料を製造し、本町の温泉宿泊施設でボイラー燃

焼利用する。

担当の「まちみらい課」では、今後の展開と課題として、低コストへの取り組み、間伐作

業との連携、林地残材搬出方法の工夫、燃料製造運搬作業の高効率化、住民参加型

の林地残材搬出、観光資源への期待クリーンエネルギーの町づくりツアー、CO2 排出

権取引による収益の活用などをあげていた。




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Posted by サンマルクン at 21:40Comments(0)