2013年01月02日

○○初とか、初○○

我が家の元旦はご先祖様の墓参り、氏神様そして紀三井寺さんに初詣・・・





新年の初めに行うことを「初」と付けるんですねぇ~

1月1日は静かに家で過ごし、せいぜい近くの寺社に詣でるくらいとい

うのが基本ですが、2日には色々な仕事を始めますので、○○初めとか

初○○ということばが多数ありますよね。





  初荷・・・・・・初めての入荷(商業)
 初売り・・・・・初めての販売(同)
 鍬初め・・・・・初めての畑仕事(農業)
 初肥え・・・・・初めての肥料(同)
 初山・・・・・・初めての木の伐採(林業)
 船初め・・・・・初めての出漁(漁業)
 初魚・・・・・・初めての漁獲(同)
 織初め・・・・・初めての織り作業
 縫初め・・・・・初めての針仕事
 綯(ない)初め・・初めての藁打ち
 手斧初め・・・・初めての大工仕事
 鞴初め・・・・・初めての鉄打ち作業
 鍛冶初め・・・・初めての鍛冶作業
 鋳初め・・・・・初めての鋳造作業
 窯初め・・・・・初めての陶磁器窯焼き
 初彫り・・・・・初めての入れ墨彫り
 掃き初め・・・・初めての掃除
 書初め・・・・・初めての書道
 弾(はじ)き初め・初めてのソロバン
 弾(ひ)き初め・・初めての楽器演奏(琵琶・三味線・琴・鍵盤楽器)
 吹き初め・・・・初めての楽器演奏(笛・尺八・管楽器)
 打ち初め・・・・初めての楽器演奏(太鼓・鼓)
 舞い初め・・・・初めての舞踊
 謡い初め・・・・初めての謡曲
 生け初め・・・・初めての生け花
 初釜・・・・・・初めてのお茶
 初句会・・・・・初めての俳句
 寒稽古・・・・・初めての武道修練(古式泳法・柔道・剣道など)


書き初めは仕事初めだったはずですが、現代では稽古はじめとしての要

素が強くなりました。ふだん筆を持っていない人でもお正月のすがすが

しい気分の中で墨をすり、半紙に筆でなにか言葉を書くというのもまた

よいものでしょう。古くは書き初めした紙は小正月に正月の松飾りを焼

く火(左義長)にくべて燃やし、その火が高く上がれば字もうまくなる

といわれました。

このことが「姫初め」の俗説が生まれた?「姫飯(ひめいい)初め」とい

うのがあります。姫飯とは柔らかいご飯のことで、反対語は「強飯(こ

わいい)」つまり「御強(おこわ)」ですね。

一般に節句にはおこわを食べるので、それが終わって普通の御飯に戻す

のが姫初めとするもので、お正月の場合だけは餅から御飯に戻すことに

なります。

それに、その他にも

飛馬(ひめ)はじめだという説・・・つまり乗馬初め

火水(ひめ)はじめだという説・・・火や水を使い始める日

・・・・そう言う説もあるそうだ。

しかし先人は、縁起担ぎ、語呂合わせなどもあり、色々と考えたものですね。








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Posted by サンマルクン at 10:07Comments(0)