2009年04月04日

変わらない

 

   

    その昔は「名物に旨い物なし」などと言われ、お土産物にもあまり美味しいものは

    ないとされていましたが、時代と共に実に美味しくなってきましたね。

    でも、発売以来、その味を守り続けているものもあります。そのひとつではないで

    しょうか「ひよこ饅頭」・・・先日、お土産にいただきました。


      


    名菓ひよ子は、大正元年、お菓子づくりが盛んだった筑豊飯塚にうぶ声をあげたそ

    うです。炭坑で栄えていた飯塚では、働く人々のエネルギー源として甘いものが好

    まれたようです。ひよ子の皮に使われる小麦粉は、九州で生産された小麦粉を使用

    して「ひよ子専用粉」として製粉。それを新鮮な卵と上白糖などで作られた「糖蜜

    」とこねあわせる。皮には香ばしさとコクがあるのも頷ける。まして、中身に入れ

    られた「黄味餡」は独特の味とコクで私を魅了する。隠元豆を使用している。


    大正元年のひよ子誕生以来、味も形もほとんど変わっていない。

    「変わらない」・・これも付加価値のひとつかも知れませんね。



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Posted by サンマルクン at 23:35Comments(0)