2009年04月01日
散 る 桜
日々の移ろいは、まことに早いもので、もう4月。今年も3か月が過ぎ行きました。
しかし、肌寒い日々が続き、春うららには、程遠い・・・とは言いつつも季節はめぐり
我がふるさと海南市内の桜の花も咲き乱れ始めました。ご覧のフォトは、海南市立第二
中学校の北側を流れる日方川岸に咲く桜です。
1枚目のフォトに写る手前は、海南市内でもいち早く花を咲かせる彼岸桜で、見ての通
りすでに散り行き「葉」ばかりとなってしまっている。その、同じフォトですが、奥に
写る桜は今が、我が世の春とばかり咲き誇っている。
早く咲いた桜も 遅咲きの桜も 桜に違いなく皆散ってしまうのである。何だか人生の
ありようを見せている気がしてくるのです。良寛の作とも親鸞の作ともその後に詠まれ
たものとも言われていますが、私には誰が詠んだ句かは知り得てませんが、心に残る。
「 散 る 桜、 残 る 桜 も、散 る 桜 ・・・ 」
今どんなに華やかでも、散らない桜はないと心得るべきことで、人生の機微に触れた名
句と思います。貴方は咲き誇りいずれ散り行く桜の花を見ては、どのような思いを・・・・
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
Posted by サンマルクン at
23:58
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