2009年04月03日

危険地帯




  最近、車などで走っていたり、歩いたりしていて目に付く標識ですが、皆さんはご覧になっ

  たことはありますか?  これは「津波危険地帯」の標識なんです。


      


  全国的にあるのでしょうが、これは、和歌山、三重、高知、徳島の4県担当者間で合意され

  このデザインは、防災ピクトグラム研究会(京都大学 林春男教授を中心とした研究会)の作
 
  成によるもので、災害発生時に、津波や山崖崩れ等の恐れがある危険地帯であることを周知

  させるための標識です。

  津波の基本図形ということですが、津波は、地震による海底の上下運動が原因で海面に凸凹

  が生じた結果生じる波動現象で、海水全体が動くため、海上を吹く風などによって生じる波

  とは比べようもないエネルギーを持っています。また、波浪の周期も、通常の波が数メート

  ルに比べ数キロから数百キロと大変長く、従って波頭はいくつもできるものではなく、また

  海底が浅くなるにつれ波高が高くなる特性があります。これらの特徴をわかりやすく表現し

  たものということらしい。

  地震が発生し、津波がどちらの方角からやってくるかを一目で分かるようにしているのと、

  添えられたプレートにはその場の海抜が記されているようです。

  地震など起きず津波などやってこず、この様な標識が無用の長物であればいいのですが・・

  何れに「自分の命は自分で守る」・・・これが、基本ですね。


http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/  


Posted by サンマルクン at 22:02Comments(2)