2010年06月27日

慎重かつ冷静に



 海南市議会6月定例会中です。

 先日からの一般質問の通告の中にある議員から、子宮頸がんの原因とされる、

 ヒトパピローマウイルス(HPV)の予防ワクチン接種の公費助成についての質

 問にかかわって「和歌山県内のワクチン接種の状況を教えてください」「予防

 できる唯一のがんである子宮頸がんにワクチン接種の公費助成を考えてはどう

 ですか」との質問がありました。そんな中、いくつかの請願や陳情が提出され

 ている中に、とある団体から「子宮頸がんのワクチン予防接種の公費助成」の

 廃止を求める意見書の提出に関する要望書が机の上に配布された。

     

その要望要旨は・・・「子宮頸がんのワクチン予防接種の公費助成」を国が推

 進しているが、「子宮頸がんのワクチン予防接種」については、一見がん予防

 するということで、良いことのように思われているが、実は大きな問題点があ

 るのだという。その問題点を知って欲しいと言う旨と公費助成を推進するなと

 のことだ。それに、海南市議会から国及び関係諸機関に対して、ワクチンの公

 費助成反対の意見書を提出して欲しいとの要望なのだ。これは、一般質問を通

 告した議員の思いとは反対の意見なのだ。

 私の奥様も愛娘とこのワクチンのことについて話しをしていたのを思い出した

 私です。身体や命に係わることだけにしっかり見極める必要があるでしょうね。

 テレビや新聞の情報を見ているだけでは、想像できないかもしれませんが、こ

 のワクチンは、予備知識なしで、気軽に接種してよいものではないようです。

 しかし、一般には広く、「子宮頸がんを100%予防できるワクチン」のよう

 なイメージで宣伝されています。

 すべてのワクチン接種には、死亡例を含む副反応があるのはご存知でしょうが

 それは、この子宮頸がんワクチンにおいても、例外ではなさそうです。

 日本人の子宮がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は、H

 PV52・58型が比較的多いと言われているそうですが、このワクチンはH

 PV16・18型子宮頸がんに対するものとして作られているらしい。それに

 動物受験だけで心もとないものなのだそうだ。

 何れにせよ、判断は慎重かつ冷静にしなければならないと思う。まだまだ、若

 き多くの女性が接種し、不妊症や死亡などという事態になるとするならば国の

 将来にも係わることなのだ。

 ワクチン接種を急がず、情報なり知識なりを深め次の判断へを進んで行かなけ

 ればならないと思う。

[ 榊原のりあき ホームページ ]
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/  


Posted by サンマルクン at 23:18Comments(0)