2009年12月18日

カストロールの香り



   温暖な気候と言われる和歌山にも白い物が、ちらちらと舞う寒い一日でした。季節の匂い

   というのか、私がイメージする冬の匂い、香りがしてきました。

   香りと言えば、唐突ですが、「忘れられない香り」ってありますか・・・?

   今日、私のおもちゃ箱(ガレージ)で過ごす時間が取れたので、RC30やセリカに何か

   と世話を焼いてやりました。それに整理整頓をしていて、使わずのままの2サイクルオイ

   ルの「カストロール」がでてきた。

      

   和歌山の山々や四国の剣山など林道ツーリングやエンデューロレースにと楽しんだカワサ

   キの2サイクルトレールKDX200にも使っていたオイルだ。

   バイクには興味のないお人には経験は無いかも知れませんが、これが、いい匂いがするん

   ですよねぇ~ 俗に言う 「カストロールの香り」 です。
  
   いわゆる「カストロールの香り」という言葉は1960年代から使われており、当時の「

   カミナリ族」が使用していたオートバイの大半が2ストロークサイクルエンジンで、尚か

   つ当時の族の思いはレース指向だったので、当時の植物性レーシングオイル「カストロー

   ルR30」を使用する者が多く、ひまし油ベースのこのオイルの強烈な甘い香りを称して

   「カストロールの香り」と言われる。後に当時の香りを懐かしんだファンのウケを狙って

   「カストロールスーパースポーツ」という廉価版2ストロークオイルも発売されたのだ。

   オンロードバイクの愛機RC30のピストンは2本リングが採用されている。セカンドリ

   ングを省略することでピストンスカート高を低くし、コンパクトに・・・軽量化また、2

   本リングによる少ないシリンダー壁との摺動抵抗とあいまって高回転域で威力が出るよう

   になっている。しかし、それだけにオイルの燃焼消費が多い。だからオイルの焼けるよう

   な匂いがする。私にとって、これもRC30の魅力にひとつでもある。

   でも、カストロールが醸し出す香りとはまた、違う。

   色々と他にも「忘れられない・・」がありますが、カストロールの香りは一度嗅ぐと忘れ

   られないものなのだ。。。

   貴方の「忘れられない・・」は食べる物?  それとも・・・・


http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/  


Posted by サンマルクン at 19:38Comments(3)