2013年02月05日

特別委員会

去る1月30、31日静岡県下田市と愛知県半田市に新庁舎建設特別委員会で視察研

修を行った。

1月30日、静岡県下田市では東日本大震災後、高台移転を選択。新庁舎の建設を平

成21年度から「新庁舎建設ワーキング会議」において検討し、平成22年5月に「新庁

舎に係る報告書」にとりまとめていた。東日本大震災の発生を受け、予想される南海ト

ラフの巨大地震による津波に備えるため、平成23年度から「下田市新庁舎建設庁内

検討委員会」「下田市新庁舎等建設検討市民会議」の2会議で検討を進め、平成24

年6月に「下田市新庁舎等建設基本構想」を策定。

4カ所の候補地から、高台である敷根地域(公園前面)を選定した。

現在は、基本構想をもとに基本計画を策定中である。

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1月31日、愛知県半田市では、東日本大震災後、新庁舎設計を見直し、防災機能を

強化。平成19年11月に新庁舎の基本構想、平成22年12月に基本設計を策定し、

平成25年12月の本体完成に向け実施設計を進めてきたが、東日本大震災を受け

て防災機能を強化するための設計見直しを行った。建設地は現庁舎敷地内。

なお、主な見直しは、万が一津波や高潮が来襲した場合の近隣住民等の一時的な

緊急避難施設(津波避難ビル)としての機能を新たに持たせる。1階床高を海抜2・

6mから3・5mとする。屋上にヘリコプター緊急救助用(ホバリング)スペースを確保

する。電気室を上層階の屋内に配置し浸水時にも使用可能とする。 太陽光発電シ

ステムは停電時にも使用できるように蓄電池を設置し、自立型のシステムとする。

非常用発電機の地震、津波、浸水対策を強化する。液状化により非常用発電機用

オイルタンクが沈下しないよう設置場所の地盤改良を行う。耐震性貯留槽は飲用と

中水用を設け、津波や浸水に耐えうる構造、仕様とする。非常用トイレの排水貯留

槽は浸水時にも使用可能な構造とする。

東日本大震災の発生を受け、予想される南海トラフの巨大地震による津波に備え

るため、下田市においては、新庁舎建設位置を旧庁舎から約1・2キロ離れた高台

にある敷根地域(公園前面)地移転を決定。

また半田市では、津波高を考慮しつつ津波避難ビル機能を持たせて現在地での

建て替えを決めている。

当然の事ながら両市とも市民アンケート、パブリックコメントなどが行われ、学識経

験者、市民代表者の委員会を設置して直面する課題、問題点を検証、議論されて

の高台移転、現地開発と反する判断決定した両市の新庁舎建設に係る経緯を議

会側と当局側からお話を聞くことが出来参考になった。





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Posted by サンマルクン at 18:16│Comments(0)
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