2010年12月13日
風物詩
師走も月半ばとなり、そろそろと迎春の話題とか、冬の風物詩が全国から届きます。
和歌山の冬の風物詩のひとつ、ダイコンの「天日干し」が盛んに行われている。和歌山市を流れ
和歌浦片男波、そして和歌浦湾へと流れ出る和歌川沿いの通称「シーサイドロード」の堤防に青
色や黄色のネットに入れられたダイコンが大量に天日干しされている。近くの漬物屋さんが置い
ているもので、ここ布引地区の冬の風物詩なのだ。
布引大根は1994年に完成し、世界リゾート博が開催された和歌山マリーナシティーの近くの
海岸沿いの地域で、布引と言う地区で栽培されている青首大根を言います。この一帯は砂地で根
菜を栽培のにピッタリな土壌なんですね。布引大根はキメが細かく甘味もあって、柔らかいのが
特徴だそうだ。この時期、遠く京阪神地域から畑まで買いに来られる方もいると聞く。
その新鮮なダイコンを約一週間干される。雨にさらされると「あっ」と言う間に水分を吸って元
通りになるので、従事するお人は常に天候に気遣いする。この作業は2月初めまで続き、干し終
わったダイコンは「田舎漬け」に生まれ変わり出荷される。
そして、漬物好きの食卓に並ぶ・・・・・・年の瀬を感じずには居られません。
[ 榊原のりあき ホームページ ]
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Posted by サンマルクン at 19:14│Comments(0)