2010年03月21日

皮肉にも・・・

  朝の出かけにびっくりしました。

  車のボンネットも土の斑点!そして藤白山(長嶺山)が見えないほどです。中国大陸奥地の

  オルドス、ゴビなどの砂漠の砂が強風に舞い上げられ、上空の偏西風に流されて海を渡り黄

  砂が飛来したようです。

   皮肉にも・・・

   皮肉にも・・・

  黄砂は西日本ほど多いと聞きます。報道などによると長崎県五島地方は年間平均10日間、

  九州東岸では2日間は黄砂を見るらしいですが、中国の乱開発が要因なのか年々飛来数は増

  えているようである。特に冬から春にかけて多く、冬の黄砂では降る雪に色がつくのを紅雪

  とか赤雪と呼ばれる。

  画像を見ると霧が発生したかのようです。沖縄では赤霧と言うらしいですが、そんなにムー

  ドのあるものではありませんね。海南市ひや水の山間部にあるお宅を訪問したのですが、そ

  こから下界を遥かに望む絶景も黄砂でまるっきり見えない。

   皮肉にも・・・

   皮肉にも・・・

  ところで、びいっくりと言えばそのお宅への道すがら、アライグマに遭遇しました。最近、

  イノシシなどによる農作物への被害が顕著になってきましたが、このアライグマも相当のヤ

  ンチャを偽出かす。

  手元にある資料によると、アライグマによる農業等被害は、平成10年度以降、3千万円台

  を推移していますね。アライグマはカナダやアメリカ原産の動物であるが、テレビアニメー

  ション番組の放映もあり、ペットとして日本に輸入され、昭和60年頃に販売のピークを迎

  えた。その後これらのアライグマが逃げ出したり捨てられたりしたことが野生化の原因にな

  っているようだ。アライグマは、環境適応能力や繁殖力が高く、急速にその分布域を拡大し

  ている。

  昔なら黄砂も春の訪れを告げる目安になったものですが、こうも飛来の回数が増えたり、飛

  散量が多いと、そうも悠長なことも言ってられませんね。それに、何でもかんでもテレビの

  影響か、可愛いだけで飼ってはみたものの、無責任な飼い主さんのお陰で野生化して人間様

  を困らせる。

  皮肉にも・・・・黄砂もアライグマにしても困ったものですね。


[ 榊原のりあき ホームページ ]
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/   



Posted by サンマルクン at 23:29│Comments(2)
この記事へのコメント
写真は在来のアナグマです。アライグマより見るのが難しい動物です。むしろラッキーかも。写真なかなか良くとれていますね。
Posted by 関西野生生物研究所 at 2010年03月22日 00:41
偶然の出会いでした。。。何と!アナグマですか!アライグマより遭遇しにくいとは・・・
Posted by サンマルクンサンマルクン at 2010年03月22日 23:39
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