2010年02月25日

目を通して・・



  今日から海南市議会2月定例会が開会しました。

  ですから、自然な中の昨日とは打って変わり「議場内の人」で重々しい感じの一日だった。

  開会日は通常閉会中の特別委員会の委員長報告や議案説明ぐらいで、議案精読のため休会に
  
  入るのだが、先議一件があり夕刻まで時間を要した。ちなみに、「先議」とは、地方自治体

  の議会の定例会では、通常、議案を各常任委員会に割り振り、委員会の報告を得て、議決し

  ますが、この場合、定例会の最終日を待たないと議決を得られません。
 
  このため、時間にいとまがない案件について、その他の議案と分け、定例会の冒頭で審議を

  経て議決してしまうことがある。今回は委員会付託も省いた。

   
   目を通して・・


  興味の無いお人は、この後はスルーしてくださいね。でも海南市民のお人は目を通してね。

 
  2月定例会は予算の議会でもある。先日も少し紹介をしましたが、平成22年度一般会計当

  初予算は、総額216億2343万2000円で、昨年の市長選で骨格予算だった前年度に

  比べ約8億3000万円(4%)増となった。

  歳入は、不況で法人税が大きく減収し、市税は前年度比約6億2900万円(8%)減の7

  2億6241万2000円となった。財源不足については財源調整基金1億円取り崩し、市

  債については合併特例債を8億490万円活用した。自主財源は30・8%。依存財源は6

  0・2%。歳出は、人件費は退職者の不補充などにより職員数を30人削減し、同約1億7

  000万円(3・5%)減の47億4680万7000円とした。4月から支給する子ども

  手当てに8億990万円、4月に開園する子育て支援の総合的な施設「きらら子ども園」の

  事業に1965万8000円、消防関係では老朽化した高規格救急自動車の更新に3008

  万1000円、消防器具置き場(仁義分団)の建て替えに1031万4000円などを計上

  している。

  海南市土地開発公社からの新病院建設用地取得費約5億8000万円、建設工事費などに約

  12億5000万円を予算措置したため、特別会計は前年度比3・5%増の141億303

  6万8000円、企業会計は同43・6%増の59億4278万8000円となった。当初

  予算の合計は同8・1%増の416億9658万8000円。

  そのほか主な新規事業は、港ふれあい公園複合遊具設置事業・・・経年劣化により撤去した

  同公園の遊具再設置(550万円)、紀州漆器観光体験事業・・・黒江への誘客や紀州漆器

  をPRするための体験事業への補助(20万円)、紀の海広域施設組合運営事業・・・2市

  1町(海南市・紀の川市・紀美野町)による広域ごみ処理施設を整備するために設置する組

  合に必要な経費(2770万円)、市の木・花制定記念植樹事業・・・平成23年度に県内

  で開かれる全国植樹祭に合わせ、市の木。花を制定するとともに植樹会場を整備し、広く市

  民に緑化の意識を啓発する(142万円)、市民体育館整備事業・・・現在、国より賃貸し

  ている市民体育館敷地を購入し、駐車場の確保など必要な整備を実施(8947万8000

  円)、第二中学校屋内運動場増築事業・・・一中、二中の統合を控え、既存体育館の西側に

  玄関ホール・男女便所を増築(350万円)、和歌山下津港係留施設整備事業・・・和歌山

  下津港内の放置艇問題を解消するため、係留施設の新設を行う。初年度は調査設計を実施(

  4981万5000円)、地上デジタル放送円滑移行支援事業・・・相談業務の実施や電波

  状況、受信形態の調査などを行うことにより円滑なデジタル移行に向けた支援を実施(83

  3万3000円)等など・・・・

  当然予算以外に20数件の議案に諮問2件が当局から提出されている。

  さて、しばし選挙準備の挨拶回りも取りやめ、慎重に審議をする日々を送ります。


[ 榊原のりあき ホームページ ]
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/



Posted by サンマルクン at 22:26│Comments(0)
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