2010年01月15日
たまには・・
今夜の話題は少しお堅いですが、たまにはお許しを・・・・
私の「息抜きゾーン」のひとつである海南市冷水の海南港に時間調整もあり、久しぶりに出か
けた。ふとっ!沖合いに見える和歌山市マリーナシティ遊園地の方に目をやると、またもや「
やぐら」(画像:緑ポイント)のようなものが・・・これはすでに、このブログでも紹介した
浮上(可動)式津波防波堤」に向けての調査をしているのだと思う。

通称赤灯台(画像:左側の赤色ポイント)と白灯台(画像:右側白ポイント)間の海中に造ら
れる予定。
和歌山下津港海南地区は、地形的な特性から過去の南海地震やチリ地震において、甚大な津波
浸水被害を受けてきました。また、今後30年以内に南海地震が50%、東南海地震が60%
から70%の確率で発生するといわれています。
これらの地震発生に伴う津波による当地区の浸水被害は、約4,900世帯、約13,000
人に及び、地区全体で想定される被害額は、約5,000億円と予測されています。また、沿
岸部には市役所や消防、警察、市民病院などの主要公共施設だけでなく、電力、鉄鋼、石油な
どの主要企業が立地するほか、県都・和歌山市と紀南地方を結ぶ国道42号が通過しているた
め、被害を受けた場合、県南部への物流、人流のライフラインが麻痺すると考えられます。こ
のため、地域住民・臨海部立地企業などの危機意識は高く、津波対策について、地域から非常
に強い要望があるところです。

このようなことから、海南市では、東南海・南海地震等による津波被害から、人命や財産、地
域を守るための抜本的な津波対策事業の実施を、国・県に要望してきました。
総事業費は約250億円で、事業期間は平成21年度~平成31年度(11年間)事業内容は
●海岸防護ラインにおける既存護岸の改良●既存防波堤の改良●津波防波堤●津波防波堤(可
動)●水門の設置
政権交代で色々な見直しが進められましたが、人命や財産、地域を守るための事業でもあり、
過去に甚大な津波浸水被害を受けた地域住民にとっては「可動式津波防波堤」の早期完成は切
なる願いである。
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
Posted by サンマルクン at 19:03│Comments(0)