2009年08月24日

お地蔵様




   画像は、我が家の菩提寺、永正寺内にある「お地蔵様」ですが、縁あって私の奥さんが

   お世話をさせていただいている。

      お地蔵様

   もう10年も前にはなるんだろうか、提灯や横幕などがみすぼらしくなっていたのが気

   になって、新調の申し入れをして依頼続いている。画像は新調したときのものだが、ま

   た、そろそろ交換の時期なのかも知れない。

   ところで、毎月24日はお地蔵様の縁日ですが、特にお盆の期間に当たる7月24日の

   縁日が「地蔵盆」と呼ばれ、重視されます。しかし近年では月遅れで8月24日に行う

   所が多いようです。場所によっては8月の8日頃から始めるところもあります。

   お地蔵様は実質的には民間信仰の中にある神様ですが、一応は仏教に所属する地蔵菩薩

   過去に釈迦が入滅した後から、未来に弥勒菩薩が現れるまでの間の今世において、人間

   界のみならず地獄・餓鬼・修羅・畜生・天といった六道の全てにおもむき、人々を救済

   する存在です。六道に合わせて六地蔵もよく道ばたなどに作られています。

   また、お地蔵様は子供の守り神であり、賽の河原で苦しんでいる子供達の霊をなぐさめ

   るものとして、地蔵和讃にも歌われています。


     一重組んでは父のため
   
     二重組んでは母のため

     (中略)

     その時能化の地蔵尊

     (中略)

     幼き者を御衣の

     もすその内にかき入れて

     哀れみたまうぞ有難き

   地蔵盆では町外れのお地蔵様の前に棚を作って供物を捧げたりします。一般には子供主

   導のお祭りとして行われてきましたが、それに合わせて陶器市などが開かれたりするケ

   ースもあります。京都化野念仏寺の千灯供養なども、この地蔵盆の行事の一環です。

   各地域、地区に目を向けると、街角などにある「お地蔵様」で、町内の世話人さんたち

   のお世話で、地域から出された「お供え物」を積み上げ「おまつり」している。

   私の生まれ育った地区にも子安地蔵があって、他界したお婆ちゃんも何かとお世話をし

   たものだ。この時期になると、特段の信仰心も無い私のような「悪がき」がお菓子欲し

   さに神妙にお地蔵様に手を合わせたことを思い出す。

   懐かしい夏の終わりの風景だ・・・

   次の季節の主役「秋」の空気に入れ替わりました・・・秋の虫が鳴いています。


http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/



Posted by サンマルクン at 19:04│Comments(2)
この記事へのコメント
そうそう 子供の頃は お供えの お菓子をもらえるのが楽しみだったわ

昼間は まだまだ 暑いでしょうが 今夜は もう秋風ですよね
Posted by おかちゃんおかちゃん at 2009年08月24日 21:41
おかちゃんさん>今晩は・・・

朝夕は、めっきり秋らしい様相になってきました。何かしら「ほっ」とします。

でも、いま少し残暑の日々が続きます。お身体ご自愛のほど・・・・・

私たちの小さい頃は「甘さ」に飢えていましたからねぇ~

お菓子を貰えるのが嬉しくて、うれしくて・・・・懐かしいです。
Posted by サンマルクンサンマルクン at 2009年08月25日 21:30
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