2009年02月03日
ルネサンス
遠く万葉の昔から多くの歌に詠まれ、多くの人に愛されてきた和歌の浦。
和歌山に生れ育ち、和歌山に暮らす人なら、誰もが一度は遊んだ懐かしい思い出の場所、
そして、和歌山を訪れる人々には必ず感銘を与えずにはおかない場所・・・そう言っても
過言ではない。 美しい景色の和歌の浦・・・
その和歌浦湾に浮かび、徳川ゆかりの海禅院を抱える妹背山(いもせやま)は、そんな和
歌の浦の一角、玉津島神社の前に在る島山の名称である。
この妹背の地、和歌の浦の海には、遠く万葉の昔からの歌人の思い、数十万の石にそれぞ
れの願いを込めた、人々の思い、時代時代に埋れて逝った名も知れぬ人々の思い、そして
今、この時代を生きる私達の思いまでもが、刻み、刻まれているのです・・・・
景勝地として知られた、この島を文化発信の地としようと、「妹背山護持顕彰会」は3月
から海禅院の海禅院の伽藍を江戸時代の姿に再現する事業に乗り出す。徳川頼宣の母、養
珠院(お万の方)がすべての人々の平和と幸福を祈り石に経を書き、庶民とともに多宝塔
に納めた、祈りの心を現代に蘇らせる。昨年は和歌浦一帯が県の名勝・史跡文化財となり
国の名勝・史跡指定もささやかれるなか、『和歌浦ルネサンス』の起爆剤になりそうだ。
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
Posted by サンマルクン at 19:20│Comments(0)