2011年03月24日

両界曼荼羅


画像は

去年の9月5日(日)に訪れた、岩出市の根来に住まいする画僧・牧宥恵さんの画房である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sakakibarakainan/61686913.html

     

その時、制作の手を止めてお相手してくださったのが印象的でしたが、8年前から取り組んで

いた両界曼荼羅が完成したそうだ。27・28日の二日間(午前10時~午後4時)根来寺境

内不動堂横の画房(画像)で一般公開される。
           
4月に額装に出されてから、東京都立川市の真言宗智山派正楽院本堂に掲げられるので和歌山

で見られる最後のチャンスだ。両界曼荼羅は言葉だけでは伝えることの出来ない真言密教の真

理や悟りの境地を視覚的に表現するもの。。。。

牧さんが制作した曼荼羅は縦3メートル横2・5メートルで、平成に入り全国で3例目の大

きさだと言う。1871体の仏やハス、沙羅双樹、ボタンなど伝統にのっとった構成で繊細

に描かれている様は、透明水彩の深みある抑えた色彩と仏の表情は牧さんらしいと言えるも

ので「一見に値する」である。

牧さんは、「連綿と1200年続く弘法大師御請来(ごしょうらい)の両界曼荼羅、しかも

仏画師にとって夢である両界曼荼羅を大師ゆかりの地で描き終えたことは望外の喜び、時間

の底に流れる伝統の技と教えを知ってもらえれば・・」と話している。

今度の日曜日、根来寺で春の訪れをそこかしこに感じながら、境内にある不動堂横の牧宥恵

さんの画房を訪ねてみて、「両界曼荼羅」を目の前にして伝統の技と教えを感じてみるのは

如何だろう。

 
[ 榊原のりあき ホームページ ]
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
[ ゆうゆうスポーツクラブ海南 ]
http://www4.zero.ad.jp/you-you/
  


Posted by サンマルクン at 09:09Comments(0)