2014年01月20日

高齢者虐待

2012年度中に県内の市町村などに寄せられた高齢者虐待に関する通報と対応の状況をまと

めた。

高齢者虐待



通報・相談件数は前年度と同じ150件で、調査の結果、65歳以上の92人が何らかの虐待を

受けていた。家庭で虐待を受けた人のうち、7割以上は虐待者以外の同居家族がいないとい

い、県は「高齢化が進んだ在宅介護の現場は厳しい。1人で悩まずに早めに相談を」と呼びか

けている。

県長寿社会課によると、県内の通報・相談件数は、高齢者虐待防止法が施行された06年度以

降増加傾向にあり、10年度は最多の176件を記録。11、12年度も150件と「高止まり」と言

える状態が続く。虐待を受けたと確認された人数は、08年度は62人だったが、11年度は11

3人と倍近くにまで増えていた。虐待は家庭、施設双方で確認されている。12年度のまとめに

よると、家庭での虐待についてはケアマネジャーや家族らから141件の通報があり、市町村職

員が訪問や聞き取り調査をして83人の被害を確認した。

虐待を種類別に見ると、▽殴る蹴るといった「身体的虐待」54人▽暴言や無視など「心理的虐

待」46人▽身の回りの世話をしない「介護放棄」26人▽無断で年金を使い込むなどの「経済的

虐待」16人。1人が複数の種類の虐待を受けていたケースもある。被害者は女性が71人と8

割以上を占める。一方で、虐待を加えた人は、息子35人、夫27人、娘11人――と男性が多

い。

同居家族から虐待されていた人は75人で、うち62人は虐待者以外に同居する家族はなかっ

た。世帯構成は、「夫婦のみ」が最多の28人、「未婚の子と同居」の23人で続き、「夫や息子

と2人暮らしの女性」が被害に遭っている状況がうかがえる。34人は、介護福祉施設や病院に

入所・入院させるなど虐待者から引き離す措置をとったという。

施設では、「特別養護老人ホームの職員6人が入所者7人に暴言を浴びせる」「グループホーム

の職員1人が利用者2人の顔にパンストをかぶせるなどする」の計2件、9人の被害が確認され

た。県長寿社会課は、家庭での虐待は、孤立化した介護現場でのストレスが一因とみて、市町

村の相談窓口や地域による見守り体制の強化を進める。








[ 榊原のりあき ホームページ ]
http://www.cypress.ne.jp/sakakibara/
[ 榊原のりあき フェイスブック ]
http://www.facebook.com/noriaki.sakakibara
[ ゆうゆうスポーツクラブ海南 ]
http://www.kainan.info/uu/



Posted by サンマルクン at 21:19│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。